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【データ復元】EaseUS Data Recovery Wizardの使い方とレビュー

EaseUS Data Recovery Wizardの使い方とレビュー

EaseUS様より依頼を受け、同社のデータ復旧ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard」をレビューしたいと思います。

HDDやSDカードなどに保存していたデータを間違えて消してしまったりと
データが予想せずに消えてしまったことはありませんか?

そんな緊急事態でもたった3ステップだけでデータを復元可能!
それが「EaseUS Data Recovery Wizard」です。

EaseUS Data Recovery Wizardは
Vectorプロレジ大賞の復元部門賞を何度も受賞していたりと信頼のおけるソフトウェア。

Windows、Mac共に対応で、日本語にも対応しています。

どうして復元できるの?

ファイルを削除すると、ごみ箱に移動されます。
ごみ箱にあるうちはごみ箱から元の場所に戻すことができるので簡単に復元できます。

しかし、ごみ箱を空にするとごみ箱から復元することはできなくなります。

実際のゴミ箱をイメージするとわかりやすいと思います。

ごみ箱の中にあるうちは中にあるものを救出できますが、
ごみ箱のゴミを捨ててしまうともう救出できない感じです。

では、なぜデータ復元できるのか?

細かく説明すると長くなるので割愛しますが、
ごみ箱を空にしても実はファイル自体は残っているのです。

ここが実際のごみ箱と違うところですね。

この削除したのに実は残っているファイルを探して復元するのが復元ソフトとなります。

ただし、この実は残っているファイルは
新しくファイルを追加すると上書きされてしまうので、
新しいファイルを追加する前にできるだけ早く復元ソフトで復元する
必要があります。

EaseUS Data Recovery Wizardの仕様

対応デバイス

HDDやUSBメモリーなど、すべてのデバイスに対応しています。

対応ファイル

対応データ形式も対応していないものを探す方が大変なくらいです。

動作環境

動作環境に関してもいろいろ書いてありますが、
きちんと動作しているものなら問題ありません。
(WindowsXP以降が対応なので、
それより前のWindowsに関しては動作保証はありませんが、
そのようなOSを使っている人はいるのかな…)

以上より、基本的にお使いのデバイスで
EaseUS Data Recovery Wizardが動作しないという事はないと思います。

EaseUS Data Recovery Wizardの無料版と有料版の違い

価格と違い

無料体験版とPRO版の違いは復元・修復可能なサイズとサポート関連のみです。

容量制限があるとはいえ、無料体験版で復元までできるのはうれしいですね。

2GBなら資料や写真とかならかなりの数復元できますが、動画はちょっと厳しい程度かな?

EaseUS Data Recovery Wizardの価格とプラン

価格とプラン

有料版にはPROとTechがありますが、
Techは複数パソコンでの使用、商用利用でのライセンスなので
個人利用である場合はPRO一択でしょう。

PRO版ライセンスは1か月、1年、永久があり、
それぞれ2回分よりお得な価格となっております。

EaseUS Data Recovery Wizard Professional 最新版 1ライセンス [1ヶ月版]

EaseUS Data Recovery Wizard Professional 最新版 1ライセンス [1年版]

EaseUS Data Recovery Wizard Professional 最新版 1ライセンス [永久版]

EaseUS Data Recovery Wizardをインストール

EaseUS Data Recovery Wizardのページにアクセス。

インストールページ

無料体験をクリックし、インストーラーをダウンロードします。

Macの人はMac向けバージョンはこちらからをクリックすると
Mac版のページに移動します。

インストールする

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてお使いのデバイスにインストールします。

今すぐインストールするをクリックしてインストールして大丈夫ですが、
インストール先を変更したい場合は
カスタムインストールをクリックして変更することができます。

もし、復元したいファイルのある場所が分かっている場合は、
そのファイルがある場所以外にインストールすることをおすすめします。

EaseUS Data Recovery Wizardの使い方

PC復元についての説明です。

NAS復元もできますが、私の環境ではNASがないので割愛します。

メインメニュー

復元したいファイルがあるデバイスを選択します。

場所がはっきりしている場合は、フォルダー選択から個別に指定できます。

範囲を狭めた方がスキャン時間が短くなるので場所が分かっている場合は
フォルダーを指定したほうがいいでしょう。

ごみ箱をスキャンした場合は2~3分くらいで終わりました。

デバイス選択

選択したら下に表示されるスキャンをクリック。

クイックスキャン

デバイスをクリックするとまずはクイックスキャンでデバイスをスキャンします。

一瞬で終わりますが、発見できるファイル数は少ないです。

ここで見つかればラッキーですね。

ディープスキャン

自動でディープスキャンが始まります。

こちらはかなりの時間がかかりますが、より多くのファイルを発見することができます。

デバイスの使用状況にもよりますが、1日近くかかることもあります。

時計のアイコンから自動復元機能を設定するとスキャンから復元までを
自動処理することができるので、有効利用しましょう。

自動復元

スキャンが終わった後の処理を設定します。

そのままで大丈夫ですが、復元先の変更や終わった後にメールで通知して欲しい場合は
メールアドレスを入力しておくといいでしょう。

自動復元の場合は発見できたファイルをとりあえず全部復元するので
あとで復元先のフォルダから目当てのファイルを見つける感じですね。

復元ファイルのフォルダ選択

スキャンが終わったら目的のファイルを探していきます。

既存のファイルは存在しているファイルなので、
削除されたファイル、その他の失われたファイルから探しましょう。

復元ファイル選択

目的のファイルが見つかったら右下の復元をクリックし、
復元先のフォルダを選択して復元完了です。

復元完了

復元前に確認するをクリックしてプレビューすることもできます。

復元ファイルプレビュー

プレビュー画面ではファイルをプレビューしながら復元するファイルを選択できます。

ファイル名で判断できない時も多いのでプレビューできるのはうれしいですね。

復元したいファイルにチェックを入れ
復元をクリックし保存先フォルダを選択して復元できます。

ファイル形式でソート

復元したいファイルのファイル形式が分かっている場合は
ファイルタイプを選択してファイル形式から探すこともできます。

拡張子もわかっていればさらに絞り込むことができます。
すべてではなく、紛失に絞るのも有効ですね。

その後の復元の仕方は一緒です。

ちなみに4461個のファイルを削除して、ごみ箱を空にしてから復元してみましたが
すべてのファイルが復元できました。

すぐに復元したこともあり、時間が経ってどうなるかは不明ですが、
97.3%の復旧率も信用できると思います。

EaseUS Data Recovery Wizardを使ってみた感想

失われたファイルを復元するソフトウェアEaseUS Data Recovery Wizard。

デバイスを選択→復元したいファイルを選択→復元と
ほとんど何もすることなくファイルを復元することができました。

無料で動画ファイルの修復がハンバーガメニューから選択できるのですが、
オンラインなのでブラウザからの処理になります。

こちらは試していないので精度の程はわかりませんが、
同じインターフェイス内でできればいいなと感じました。

操作、復元について特に不満は感じません。

物理的に故障したデバイス(起動しない、認識しないなど)はどうしようもありません。
しかし、間違って削除してしまった、やっぱり削除しなきゃよかったなどの
正規の方法での削除は復元できる可能性があります。

気付いた時点ですぐ対応できるようにhdd復旧用の
このような復元ソフトが一つはあると安心ですね。