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【動画変換ソフト】VideoSolo究極動画変換をレビュー【編集機能付き】

【動画変換ソフト】VideoSolo究極動画変換をレビュー【編集機能付き】

今回はVideoSolo究極動画変換をレビューしたいと思います。

VideoSoloは前回レビューしたTuneFab Spotify音楽変換ソフトのEmodest Technology Limited様のブランドで画面録画、BD/DVD作成、動画変換など動画関係のソフトウェアを開発・販売している会社です。

初心者でもプロでも使える豊富な機能、
魅力的な動画を作成するために不可欠な編集ツールと謳っている
VideoSolo究極動画変換。

その性能はどんなものなのか楽しみです。

VideoSolo 究極動画変換ソフトの特徴

多彩なフォーマットに対応。
ほぼすべての形式に対応していると思います。
デバイスやサイトに応じたプリセットも用意されているので、
目的に応じてそれに合わせたプリセットを選択するだけで大丈夫です。

それぞれ一例をあげると

ビデオ MP4, MOV, MKV, AVI, 5K/8K Video, WMV, WEBM, MXF, M4V, XVID, MPEG, VOBなど
オーディオ MP3, AAC, AC3, WMA, WAV, AIFF, FLAC, MKA, M4A, M4B, M4R, DTS, AMR, ALACなど
デバイス
プリセット
iPhone, iPad, iPod, Apple TV, Android, Samsung, Huawei, Xbox One, PS4, Rokuなど

となっています。
これだけでも困らなそうですよね。

対応フォーマットに関して詳しく知りたい人は究極動画変換 動作環境のページを
参考にしてください。

超高速変換で最大50倍速で変換をすることができます。
対応していない形式もあるようですが、MP4、MKV、AVI、MOVなど
主要な形式には対応しています。

それだけではなくVideoSolo究極動画変換には動画編集機能も備わっています。

さすがに動画編集ソフト並みの機能はありませんが、
それでも十分な機能が備わっていると言えるでしょう。

動画変換ソフトと言うことで必要スペックが気になりますが、
公式サイトによると動作環境は以下の通り。

動作環境

思ったよりスペックは必要ないようですね。
この環境を満たさないパソコンを見つける方が難しいと思います。

とは言え、動画を扱っている以上性能がいいほど処理時間は早くなるので
グラフィックカードがあるとなおよいですね。

VideoSolo 究極動画変換ソフトをインストール

VideoSolo 究極動画変換ソフトのページにアクセス。

トップページ

レビューの下に表示されている無料利用をクリック。
Macの人はその下にあるMacをクリックすると
無料利用がMac版のダウンロードリンクに変わるので、
そちらをクリックしてダウンロードします。

VideoSolo究極動画変換のインストール

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールをクリック。
後は指示に従ってインストールするだけです。

カスタマイズインストールをクリックするとオプションが選択できます。
特に気にしない人はこのままでいいと思いますが、
カスタマーエクスペリエンス向上プログラムに参加しますのチェックは
外したほうがいいかもしれません。

VideoSolo 究極動画変換ソフトの使い方

VideoSolo究極動画変換のメインメニュー

起動すると変換の画面が表示されます。

他にMV、コラージュ、ツールボックスがありますね。
順番に見ていきましょう。

変換

MP4からMKVなど動画の形式を変換する機能です。

動画を追加

画面に変換したい動画をドロップ、またはファイルの追加から動画を選択すると、
動画が追加されていきます。

①追加した動画の情報を表示

ファイル形式やサイズ、解像度など追加した動画の詳細情報を確認できます。

ここはあまり使わないかな。

②追加した動画を編集

動画を編集

回転&クロップ、エフェクト&フィルター、ウォーターマーク、
オーディオ、字幕が選択できます。

回転&クロップ

回転&クロップ

動画を回転させたり、範囲を指定して動画を切り抜くことができます。

クロップ範囲の右にある照準アイコンをクリックすると、
クロップ範囲を動画の中心に合わせてくれます。

ズームモードをレターボックス以外にすると
アスペクト比が崩れる(画像が伸びてしまう)ので気を付けてください。

エフェクト&フィルター

エフェクト&フィルター

動画にエフェクトやフィルターをかけることができます。
プレビューしながらできるので効果がわかりやすいですね。

ウォーターマーク

ウォーターマーク

動画にウォーターマークを追加します。
透かしですね。

ウォーターマークはテキストか画像のどちらか1つを設定できます。
共にサイズや位置、回転など細かく設定できます。

フォントはお使いのパソコンにインストールされているフォントを使用でき、
色や装飾などの変更もできます。

画像ではわかりやすいように不透明度100にしていますが、
ウォーターマークとしては不透明度は10辺りにするのがいいです。

オーディオ

オーディオの設定

音声の設定を細かく設定できます。

音声の追加だけでなく、音量や再生タイミングの調整ができます。

字幕

字幕の設定

字幕設定を細かく設定できます。
字幕ファイルがないので実際にやってはいませんが、
フォントや表示位置、色や再生タイミングなど結構細かく設定できるようですね。

編集完了

編集が終わったら右下にあるOKをクリックして確定するのを忘れないでください。

③追加した動画のカット編集

追加した動画をカットしたり、分割することができます。

動画の分割1

開始地点と終了地点をバーか時間で指定して保存をクリックでカットできます。

また、矢印のところのアイコンをクリックすると
現在位置から前の部分をカットできます。

動画の分割設定

分割設定をクリックすると、分割数や分割時間で自動で分割させることもできます。

動画の分割2

動画を1つのセグメントとして取り扱うことで、
複数の分割を行うことができるので動画の途中の部分だけ
カットすることなどもできます。

その場合は一つに結合にチェックを入れるのを忘れずに。

④出力ファイル名の変更

出力ファイル名は自動で設定されていますが、ここで変更ができます。

⑤出力ファイルの情報編集

メタ情報の入力

①でサムネイル画像の追加・削除、
②でタイトルやアーティスト情報の編集ができます。

気にしない場合は特に設定しなくても大丈夫です。

⑥出力動画の圧縮設定

動画の圧縮設定

動画を出力する際に圧縮してサイズを減らす設定です。

圧縮率を変更してさらにサイズを減らすことができるみたいですが、
圧縮率を上げると画質が悪くなります。

プレビューで確認しながらやってみましたが、
個人的には50%が限界だと思います。

なお、実際いろいろな設定でやってみましたが、
設定したサイズより大きくなったり、サイズが変わらなかったりする場合もあり
よくわかりませんでした…

⑦出力動画の音声設定

音声をカットしたり、追加したりできます。

⑧出力動画の字幕設定

字幕をカットしたり、字幕ファイルを追加したりできます。
合成された字幕はカットできないので注意。

⑨出力ファイルの形式設定

変換形式の選択

ここで出力形式を個別に選択できます。

ビデオ、オーディオ、デバイスからカテゴリを選び、
さらに動画形式を選択し、選択した動画形式の詳細設定をします。

デバイスはスマホやゲーム用に最適化したテンプレートですね。

変換形式の一括指定

右上の出力形式「すべてに適用」で形式を選択することで
一括で出力動画形式を設定することもできます。

保存先の選択他

①出力動画の保存先の設定

▼アイコンをクリックしフォルダーの参照と選択で保存先を変更できます。

②出力フォルダを開く

設定した保存先フォルダを開きます。

③高速変換のON/OFF

ONにすることで変換スピードを飛躍的に上昇させることができます。
ONにしていても条件を満たしていない変換の場合は自動的にOFFになります。

高速変換の対応形式

入力形式 MP4, MKV, AVI, M2TS, MTS, MOV, MPG, TS, TRP, M4V, FLV
出力形式 MP4, MKV, AVI, MOV, M4V

追加する動画の形式と、出力する動画の形式が対応形式
出力動画の解像度がオリジナルを保持の場合のみ高速で変換できます。

表にすると以下の通り。

入力する動画の形式
出力する動画の形式MP4FLV
MP4
FLV

④ハードウェアアクセラレーションのON/OFF

お使いのパソコンに搭載されているグラフィックカードに応じて
変換速度を上昇させる機能です。

参考までに私の環境での変換速度を表にしてみました。

ハードウェアアクセラレーション
高速変換ONOFF
ON約1分約1分
OFF約8分約16分
(動作環境 : core i5-8500 GTX1060 3GB 変換動画 : 約2時間動画)

高速変換を使用すると本当にあっという間に終わります。

高速変換をONにして、グラフィックボード搭載で
ハードウェアアクセラレーションをON/OFFではあまり違いを感じなかったので、
高速変換はグラフィックボードを搭載していないパソコンで変換したい場合は
非常に有効という事になります。

もちろん、グラフィックボードを搭載したパソコンでも
高速変換の方が圧倒的に早いのでおすすめです。

ただ、高速変換は全ての変換に対応しているわけではないのと、
無料版では使用できないので注意してください。

⑤設定

VideoSolo究極動画変換全体の設定ができます。

各機能ごとの保存先の設定などができます。
ほとんどいじる必要はないと思いますが、
処理完了後にパソコンをシャットダウンなどの設定もできるのでお好みで。

変換開始

設定が終わったら画面右下の変換をクリックすると処理を開始します。
変換する動画によって完了までの時間が異なるので気長に待ちましょう。

1つのファイルに結合にチェックを入れると、
複数追加した動画を一つのファイルとして出力します。

複数の動画をそれぞれ個別に編集して一つの動画にしたい場合などに。

MV

テンプレートの動画と合成してMVみたいにできる機能です。

トランジションや動画の合成で複数の動画を1つの動画にしていく感じかな。

動画を追加していく

素材となる動画を追加していきます。
動画単体でもできますがトランジションのみのテーマの場合、変化はありません。

追加した動画は個々に編集でき、再生順はドラッグで変更できます。

テーマを選択

使用するテーマを選択します。
テーマによってはダウロードが必要になるので
ダウンロードが終わるまで待ちましょう。
ダウンロードが終わるとプレビューできるようになります。

テーマに表示範囲が設定されているものは
その部分しか追加した動画は表示されません。
そのせいでうまくやるには追加する動画を自分で調整する必要があります。
表示範囲に合わせてリサイズしてくれたら使いやすかったのにな、と思います。

MVの設定

作成する動画の設定です。

動画の始めや最後にテキストを追加したり、音声の調整ができます。
モットのオーディオトラックを維持は
追加した動画の音声を再生するかしないかの設定です。

出力MVの設定

出力する動画の設定です。
よくわからなかったらそのままエクスポートで大丈夫です。


www.youtube.com

こんな感じにできました!

コラージュ

コマ割りを決めて複数の動画を一画面表示する機能です。

コラージュ作成

画面下にあるコマ割りから使いたいコマ割りを選択し、
コマ毎に動画を追加していきます。

ボーダーの項目でコマ割りの線の太さ、線の色や模様を変更できます。

画面の調整

画面を調整していきます。

動画をクリックすることで個別に編集することができます。
また、コマ割りの線をドラッグして
コマのサイズをある程度調整することができます。

フィルター、オーディオ、エクスポートについてはほぼ同じなので割愛します。

こちらは比率があっていれば、動画がそのまま使えるので楽ですね。

追加した動画は一回しか再生されないので、
再生時間を合わせないと再生時間が足りない動画は再生が終わった後、
止まったままになります。


www.youtube.com

こちらはこんな感じにできました!

ツール

個別ツール

変換などで使用できる機能を個別にしたものです。

使い方は同じなので、気になったものを簡単に説明していきます。
ものによってはより細かく設定できるものがあります。

GIF作成

動画か画像からGIF動画を作成できます。
透過GIF動画は作成できません。

3D作成

赤青メガネをかけて立体に見える動画(アナグリフ)や、
動画を並べて表示する動画を作成できます。

動画強化

ビデオノイズを除去したり、明るさやコントラストを最適化して
動画品質を向上させることができます。

動画スピード管理

動画の再生速度を変更できます。

動画逆再生

動画を逆再生させることができます。
音声には対応していないので、音声はカットされます。

無料試用版と有料版の違い

試用版では、5分しか変換できません。
メディアメタデータエディタ、動画圧縮、GIF作成、3D作成、動画強化は
それぞれ5回までしか保存できません。
超高速変換とバッチ変換は試用版では利用できず、
MVテーマも使用できないものがあります。

ちなみに試用版でもウォーターマークは付きません
試用版にウォーターマークが付かないのは珍しいですね。

無料試用期間は30日間です。
試用版で動作確認等を行い、気に入ったら購入するといいです。

料金プランリスト

有料プランは年間サブスクリプション(1年更新)と
永久ライセンス(買い切り)があります。

年間サブスクリプションは3,480円、永久ライセンスは4,980円です。
こちらは年間なので、実質月額290円で利用可能ってことですね。

とは言え、年間サブスクリプションと永久ライセンスの差額は1,500円なので、
1年以上使う予定のある人は永久ライセンスの方がお得です。

また、1PCライセンスはその名の通り1つのパソコンでしか使用できないので、
複数台のパソコンで利用したい場合は2~5PC永久ライセンスがお得です。

VideoSolo究極動画変換ソフトを使ってみた感想

VideoSolo究極動画変換ソフトを使ってみて変換機能は本当に素晴らしいと感じました。
ただ変換するだけでなく編集してから変換できるのはいいですね。

対応形式は限られてますが高速変換は本当に早いです。
ハードウェアアクセラレーションをOFFにしても早いので
高速変換が使用できる形式ならグラフィックボードを搭載してないパソコンでも
余裕なんじゃないでしょうか。

コラージュも機能的に満足。
機能的にも十分だと思います。

MVは使用するMVによっては表示範囲が決まっているのに
動画がその表示範囲にフィットしないので少し使いにくいと感じました。

また、作業経過を保存できないので、エラーなどで落ちた時
最初からやり直しになるのは厳しかったです。

細かいところですが透過GIF動画を作成できないのは残念。

とは言え、変換機能は文句ないですし、
編集機能は凝ったものにしなければ全然問題ないと思います。

設定もほぼいじる必要はなくクリックするだけで目的の作業が完了するので
初心者の人でも迷うことなく使えるソフトなので、
とりあえず変換したいと言う人におすすめです。