Illustratorのグラデーション機能を使って
チークを作ってみようと思います。
他にもいろいろやり方はあるだろうけど、
自分がやってる方法としての忘備録も兼ねて。
基本的な方法しか使ってないから簡単に出来るよ。
楕円形ツールでチークの範囲を決める
まずは楕円形ツールを選択。
ツールバーの一番下にある三点リーダー(…)をクリックし、
Lを押すことでも選択できます。
楕円形ツールでチークの大きさを決めます。
実際のチーク部分はここで決めた大きさより少し小さくなるので、
ちょっと大きめにするといいです。
後で移動や大きさの変更などの調整もできるので
大体で大丈夫です。
グラデーションツールでチークを作る
大きさを設定したら、今度はグラデーションツールを選択。
種類の真ん中、円形のアイコンをクリックします。
これで中心から円周に向けてのグラデーションになります。
白と黒のカラーバーの左右にある◎がグラデーションのカラー設定です。
円形の場合、左側が中心、右側が円周部分になります。
左側で設定した色から右側で設定した色に中心から広がっていく感じですね。
バーの両脇にある〇部分をダブルクリックすると、
カラー選択が表示されます。
カラーを選択できない場合、グレースケールになっているので、
選択画面の右上にあるハンバーガーメニューをクリックして
RGBに変更します。
これでカラーに変更できるようになります。
左側の〇はチークの色なので、お好みで設定しましょう。
右側はスポイトツールで
チークを配置したい場所(大体顔かな?)をクリックして色を設定します。
円周を顔の色と同じにすることで境目をなくす感じですね。
色を指定するバーの中心にある◇マークは左右にスライドすることで
グラデーションの度合いを変更することができます。
チークが円の場合はそのままでも大丈夫ですが、
私は40%にしています。
楕円にすると短手方向が少し変になってしまいます。
その場合、位置を28%辺りにするといい感じになると思います。
この辺りは自分で調整する感じで。
ただ、チーク自体は小さくなってしまうので
選択ツールに戻して選択し、拡大しましょう。
最後にチークのレイヤーを
目や口のレイヤーの下に移動したら完成です。
他の部分と重なってしまった場合は?
画像ではわかりやすいように極端にはみ出させましたが、
細かい場所に作成したり、拡大したりして
チークがはみ出してしまった時の対処法は2種類あります。
シェイプ形成ツールを使う
チークを残したい部分(今回の場合は顔)を複製します。
そのままやってもいいのですが、
シェイプ形成ツールではみ出した部分をカットした時に
チーク部分のパスが追加されてしまうので
複製したものを使用した方がいいでしょう。
チークと複製したチークを残したい部分を選択して
シェイプ選択ツールをクリックします。
はみ出した不要な部分にカーソルを合わせると表示が変わるので
そこでクリックします。
これでチークを残したい部分とはみ出した部分が切り離されるので、
はみ出した部分を削除。
最後に複製したチークを残したい部分を削除して完成です。
クリッピングマスクを使う
チークを残したい部分(今回の場合は顔)を複製します。
クリッピングマスクの場合は
クリッピングマスクで使われるので複製は必須です。
チークを残したい部分とチークを選択するのですが、
チークを残したい部分をチークの上に配置します。
チークがはみ出した部分だけ見えてる状態ですね。
シェイプ形成ツールの時と違って、
クリッピングマスクの場合はレイヤーの順番が大事です。
チークを残したい部分とチークを選択したら
オブジェクトのクリッピングマスクにカーソルを合わせ、
作成をクリック。
これで完成です。
シェイプ形成ツールとクリッピングマスクの違い
・元に戻せない
・グラデーションがカットした部分で適用される。シェイプ形成ツール
・元に戻せる
・グラデーションがオリジナルのままクリッピングマスク
どちらの方法でも簡単に出来ますが、
シェイプ形成ツールと違って
クリッピングマスクはレイヤーの順番を気にする必要があります。
また、シェイプ形成ツールではみ出した部分をカットした場合、
チークのパスが残った部分になるので、
グラデーションが少し変になる場合があります。
クリッピングマスクの方がオリジナルをそのまま残しつつ
はみ出した部分をカットできるので、
クリッピングマスクを使用したほうがいいと思います。