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【EaseUS】パーティション管理ソフトEaseUS Partition Masterでディスクを管理

パーティション管理ソフトEaseUS Partition Masterでディスクを管理

データの安全のため、パーティションを分けている人も多いと思います。

ただ、パーティションの管理って
コントロール パネル→システムとセキュリティ→Windows ツールから
コンピューターの管理→ディスクの管理と進むことでできるのですが、
実際やってみるとよくわからなかったりしますよね。

EaseUS Partition Masterを使うとわかりやすく、簡単操作で
パーティションの管理を行うことができます。

EaseUS Partition Masterの主な機能

・パーティションの作成
・パーティションの分割・結合
・パーティションのリサイズ・移動
・パーティションのフォーマット・復元
・ディスクパーティションのコピー
・ドライブレターの変更

パーティションの管理に特化したソフトウェアですね。
パーティション管理はこのソフトウェア1つあればすべて解決できます。

EaseUS Partition Masterの使い方

メインメニュー

EaseUS Partition Masterを起動したら左側のメニューから
処理したい項目を選択しましょう。

※パーティションの処理はパソコンの再起動を伴う場合があります。
失いたくないデータは予め保存しておきましょう。

ディスカバリー

ディスカバリー

EaseUS Partition Master以外のソフトウェアをインストールして連携します。

ディスクの状態チェックやデータのバックアップ、復元など
主にディスク内のデータに関するツール類です。

不要ファイルの検出や、データ抹消などもできます。

※たとえごみ箱を空にしても特殊なツールを使えば復元できてしまいます。
データ抹消をすることでそれを防ぐことができます。

EaseUS Partition Masterとは別のソフトウェアなので、
Freeと表示されているもの以外は体験版として機能します。

パーティションマネージャー

パーティションマネージャー

EaseUS Partition Masterのメインコンテンツです。

ディスクの選択

処理したいディスクのバーの部分をクリックすると
右側にメニューが増えます。

パーティションの処理選択

処理したい項目を選択しましょう。

その他をクリックするとさらに項目が増えます。

作成

未割り当て領域を選択した場合のみ表示されます。

パーティションを作成

バーの両脇をドラッグするか、直接値を入力してパーティションサイズを設定、
その他必要に応じて設定を変更します。

サイズ以外は特に変更する必要はないと思います。

クローン

後述するディスククローンの項目へ移動します。

サイズ調整/移動

パーティションサイズの調整

パーティションのサイズを変更します。

バーで調整、または直接、値を入力します。

余った容量は未割り当て領域となり、
パーティションを割り当てるまで使用できなくなります。

パーティション内の容量が減ってきた場合などに
同ディスク内の他のパーティションの容量を減らし、
容量を増やしたりできます。

減らしたい方のパーティションの容量を減らすと
減らした分が未割り当て領域になるので、
増やしたいパーティションを未割り当て領域まで増やす感じですね。

フォーマット

フォーマット

指定したパーティションを指定した
ファイルシステム、クラスターサイズでフォーマット(初期化)します。

この操作を実行すると
ディスク内のデータはすべて削除されるので注意してください。

販売しているディスクはフォーマット済みなので、
ディスクを他の人にあげたり、パソコンを処分する場合などの特殊な状況以外は
使用することはないです。

削除

選択したパーティションを削除して未割り当て領域にします。

もちろん削除したパーティションのデータは削除されるので
実行する場合は事前にバックアップを。

ワイプ

パーティションを削除して無意味なデータで上書きします。

削除しただけでは復元できてしまう可能性があるので、
復元されたくない場合はこちらを使用します。

パーティションの完全削除

上書きする回数を選択してOKをクリックするだけです。

回数が多いほど復元される可能性は低くなりますが
その分時間がかかります。

ストレージのデータ完全消去によると、
上書きの回数は1回で十分みたいですね。
機密性が高いデータを完全消去する場合に、
念のために2回行うくらいでしょうか。

分割

パーティションの分割

選択したパーティションを指定したサイズで分割します。

領域の割り当て

領域の割り当て

分割が選択したパーティション内なのに対し、
こちらはディスク全体でパーティションのサイズを変更します。

ボリュームラベルを変更

ボリュームラベルの変更

ディスクの名前を変更します。

特に変更する必要はありませんが、
そのディスクがどんなディスクかわかりやすくしたい場合などに。

ドライブレターを変更

ドライブレターの変更

CドライブとかDドライブとか言われているものですね。

英字26字から被らない任意の文字に変更できます。

ただし、ドライブレターを変更すると、
ショートカットやインストールしたソフトウェアとの連携が切れるので
修正が必要になります。

サーフェーステスト

ディスク表面をスキャンして、不良セクターを検査、
発見時にその不良セクターを使用しないようにします。

ディスクの容量にもよりますが、それなりの時間がかかります。
(約4Tのディスクで試したら、終了予定時間が6時間ほどと出ました。)

クラスターサイズの変更

ディスクのクラスターサイズを変更します。

小さくすればディスクの領域を効率よく使用でき、
大きくすればディスクの読み書きパフォーマンスが上がりますが、
特に変更する必要はないでしょう。

ファイルシステムのチェック

選択したパーティションのファイルシステムをチェックし、
エラーが見つかった場合は修復を試みます。

サーフェーステストと違いすぐに終わるので
初めての場合はチェックしてみるといいです。

ドライブの非表示

選択したパーティションをエクスプローラー上で表示しないようにします。

他人に勝手にいじられたくない場合などに。

非表示にしているだけなので、データはもちろん存在していますが、
そのデータにアクセスするには完全なパスを直接アドレスバーに入力するか、
EaseUS Partition Masterで再びそのパーティションを表示させるしかないです。

参照

選択したパーティションの場所をエクスプローラーで開きます。

詳細

選択したパーティションの詳細データを表示します。
(ディスクの使用状況やファイルシステムなど。)

マージ

1つのディスク内に複数のパーティションがある場合に表示されます。

マージ

選択したパーティション同士を結合して1つのパーティションにします。

パーティション名をどちらにするかの選択もできます。

ディスククローン

ディスククローン

OSのみ、OSのあるディスク全体の他、
ディスク、パーティションのクローンができます。

ディスクコンバーター

ディスクコンバーター

パーティションスタイルをMBR、GPTに相互変換、
ストレージ管理方法をベーシックとダイナミックに相互変換できます。

・容量が2TBまでしか認識できない
・パーティションを4つまで
・XP以前のOSでも使用可能MBRの特徴

・2TB以上の容量を認識できる
・パーティションを128個まで
・XPを含め以前のOSでは使用不可
・64bitのみ対応GPTの特徴

ダイナミックに関しては、Windowsでは非推奨となっています。

ディスクシステム確認

ディスクのパーティションスタイルとストレージ管理方法が何かは
パーティションマネージャーの項目から確認できます。

とは言え、特に理由がない場合変更する必要はないです。
(ダイナミックをベーシックにしたい等)

パーティションの復元

削除してしまったパーティションを復元します。

なお、ワイプ(完全消去)してしまったパーティションは復元できません。

パーティションの復元

復元したいパーティションがあるディスクを選択し、
新しいスキャンをクリック。

復元できるパーティションがあるかチェックします。
(数分かかります。)

復元するパーティションを選択

復元したいパーティションにチェックを入れ、
復元をクリック。

選択したパーティションが復元されます。

復元したいパーティションが見つけられらなかった場合は、
フルスキャンをすることで見つけられるかもしれません。
(さらに時間がかかりますが…)

ブータブルメディア

ブータブルメディア

パソコンが起動しなくなった時に備えて
パソコンを起動させるメディアを作成します。

WinPEでパソコンを起動し、
EaseUS Partition Masterを用いて復旧を試みることができます。

WinPEとは軽量版のWindowsのことで、
普段使っているWindowsとは別物なので
これを用いてパソコンを起動できたとしても
直ったわけではないので注意してください。

あくまで直すために一時的に起動させるだけです。

ツールキット

ツールキット

ディスクに関するその他のツールです。

Operating System not foundなどでパソコンが起動できなくなった場合、
先述のブータブルメディアを使用しEaseUS Partition Masterを起動して
MBRを再構築の項目から復旧させることができます。

EaseUS Partition Masterの動作環境

ハードウェア要件
・CPU: x86系以上、500 MHz
・RAM: 512 MB以上
・ディスク空き領域:100 MB以上
・マウス、キーボード、カラーモニターが備えた標準パソコン

対応可能なファイルシステム
EXT4, EXT3, EXT2, NTFS, FAT32, FAT16, FAT12, ReFS

対応OS
Windows 11/10
Windows 8.1
Windows 8
Windows 7 SP1
Windows 7(32ビット & 64ビット)
Windows Vista(32ビット & 64ビット)
Windows XP Home 及び Professional(32ビット & 64ビット)動作環境

・Parallel ATA (IDE) HDD, Serial ATA (SATA) HDD
・External SATA (eSATA) HDD, SCSI HDD
・SCSI、IDE 及び SATA RAID コントローラの全てのレベル
・RAID構成(ハードウェアRAID)
・IEEE 1394 (FireWire) HDD
・USB 1.0/2.0/3.0 HDD
・MBR及びGPTハードディスクなどの大容量HDD対応デバイス

動作環境、対応OS共にほぼどんなパソコンでも問題ないと言っていいでしょう。

とは言え、システム面の重要なところをいじるソフトウェアなので、
無料体験版で動作確認をすることをおすすめします。

EaseUS Partition Masterのプランと価格

プラン

無料体験版では分割以外のパーティションの処理のみ、
有料版だとディスク全体まで処理でき、処理速度が速くなる感じですね。

その他にもいくつかプランがありますが、
これらは個人では必要ないでしょう。

価格

1か月、一般、永久アップグレードとありますが、
継続して利用するならコスト的にも永久アップグレードが最適でしょう。

EaseUS Partition Masterを使ってみた感想

EaseUS Partition Masterを実際使ってみて、
視覚的にわかりやすく、操作も簡単で迷うことはなかったです。

Windowsでやると何回か手順を踏まなくてはいけない処理も
EaseUS Partition Masterなら1回でできます。

専門用語も説明がついているので、
いちいち調べに行かなくてもいいのもいいですね。

パーティションを作成したいけど、
Windowsからやるのはよくわからないし、直接いじるのはなんか怖いって言う
初心者の人には特におすすめできるパーティション管理ソフトです。

もちろんパソコンに詳しい人にもおすすめできます。

ただ、パソコンのシステム部分を操作するソフトウェアなので
扱いには十分気を付けて使用は自己責任でお願いします。

今回はパーティションの管理について試してみましたが、
OSの移行などに関しては
【完全ガイド】Windows 8/8.1をWindows11にアップグレードする方法
2023最新:Windows 10 OSをSSDに移行する方法などの記事も
参考にしてみてください。